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好きなことを仕事にしている人について

 

自分はこれまで、「好きなことを仕事にする必要はない」「好きなことを仕事にしなくて良かった」ということを書いてきました。

 

『クリエーター系』の夢が諦めきれない人へ - キャリアのまがりかど

「好きなことを仕事にしなくてよかった」という話 - キャリアのまがりかど

 

でも実は自分のごく身近に「好きなことを仕事にしている人」がいます。

 

それは僕の姉です。

姉は漫画を描いています。子どもの頃は「将来は漫画家になりたい」と言い続け、毎日漫画を描いていました。

その後、成長するにつれ、次第に本人の口からその夢の話を聞くことはなくなりました。

そして、大学を卒業後、一度は教員になりましたが、1年で突然辞め、上京して漫画家としての活動をスタートさせました。

家族内が騒然としたのを覚えています。

 

 

最初は、プロの作家さん(誰もが知っている作品を描いている大御所です)のアシスタントをやりながら自分の作品を描いていました。

20代の割と早い時期に年に1作くらいのペースで読み切りが掲載されるようになりました。

しかし、業界では読み切りデビューまで行っても、そこから連載に漕ぎ着けられずにいる人が大勢いるらしく、30代前半になった今でも、未だに連載には至っていません。

 

ここ数年は自分の作品を描く時間を確保すべく、アシスタントを辞め喫茶店でアルバイトをしています。

漫画家としての収入は、たまに受賞する大賞の賞金と、その時の読み切りの原稿料のみで、生活は完全にアルバイト収入に頼っているようです。

 

そんな姉を見て僕は

「好きなことで食べていくのは甘くない」

なんて、言うことは出来ません。

 

そんなこと、本人が一番良く分かっているからです。

好きなことを仕事にする道を選んだ結果、30歳を過ぎても未だに生計を立てられるまでになっていない姉を見ていても、不思議と悲壮感は感じさせません。

 

端から見ると「どこまでやったら諦めるの?」と思ってしまいますが、本人からすると

「いやこれが仕事だから」という感じで、自然体なのです。

たとえ生計はアルバイトに頼っていても、それは漫画を描く為には仕方ないのです。

 

確かに、「仕事」というと、「生業としていること」とイメージしがちですが、たとえ生業にできなくても、「それを続けることそのものが目的」である「仕事」もあるのかもしれません。

 

つまり、生計を立てる手段ではなく、それ自体が目的である仕事

 

そういう対象がある人は、好きなことを仕事にしても幸せになれるに違いありません。

 

姉はいわゆる「アラサー独女」ですが、そういう世間体を気にする様子はありません。

毎日アルバイトと、作品作りに没頭しながらも、毎食自炊するという規則正しい生活を送っています。

自分の中の価値観がしっかりしているので、世間の余計な情報や価値観に惑わされることがありません。

ちなみに未だにガラケーを愛用しています。僕も「あなたにスマホは必要ないと思うよ」と言っています。

 

世間知らずと言えばそれまでかも知れませんが、自分の価値観を持ち、それだけを満たせている人こそが幸せな人だと思います。

 

 

ただ、最近ではやはり年齢やこれからの生活も気になるようで

「漫画家が駄目だったら、うーん・・・どうしようかな」

などと言い始めました。そりゃ当然です。

 

僕の浅はかな考えとしては、漫画家として雑誌掲載の収入だけで生活していくのはとんでもなく狭き門のような気がするので、何か他に絵を描く技術が活かせる仕事が無いものかな、と思っています。

 

ちなみに、以前アシスタントをしていた作家さんのところ(会社)には、アシスタント収入だけで年収1千万を超える高給取りもいたそうです。

なんだか、凄い話ですが、いわゆる「技術職」というものなのでしょうね。

 

 

共に田舎から東京に出て来ている身としては、姉の仕事が上手くいくことを切に願っています。

 

 

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